お久しぶりです、セレサポ.netライターの牧落連(まきおちれん)です。少しずつ暑さも和らいで、食欲の秋が近づいてきましたね。まぁスタグルは一年中、腹パンになるまで食べるんですけどね。
さてさて、セレッソ大阪のスタジアムグルメを紹介する連載企画『セレッソバルを食い尽くせ!』。6回目となる今回は、ガッツリ系とさっぱり系、2つのスタグルを繰り出す肉系マイスター「K’s Kitchen.com」さんの肉パンと焼肉カレーを紹介したいと思います!
お店紹介
上のMAPは10月1日の湘南ベルマーレ戦における出店場所です。K’s Kitchen.comさんのブースはバックスタンド裏のセレッソバルにあります。上のMAPの「10」の位置です。
※出店場所や出店の有無は試合によって異なる場合があります。マッチデープログラムやセレッソ大阪公式Twitterの情報をご確認ください。
お店にはデカデカと肉パンの文字が。もはや間違えるほうが難しい外観ですね。安全に食べてほしいということで殺菌用のアルコールが置いてあるのもポイント高いです。
この肉パン、多くの方が想像した通りホットドッグ用のパンに薄切り国産牛をこれでもかと乗せちゃっているストレートでシンプルな料理です。こういう料理はシンプルなだけに素材の良し悪しがハッキリわかってしまうという怖さがあるんですが安心してください、美味いです!
それもそのはず、使われているのは大阪府内のステーキハウスで使われているものと同じ質の高い国産牛。赤身の部分は程よく柔らかく、食べればお肉の旨味とコクがダイレクトに伝わります。
ここで国産牛と和牛の違いをご紹介しておきましょう。まず国産牛は国内で3か月以上肥育されたか、日本での肥育期間が他の国での肥育期間より長い牛のことを指します。和牛の場合はかなり厳格で、日本国内の在来種を最初から食肉用として育てたものを指します。和牛というブランドを守るために厳しいルールがあるんですね。
簡単に言ってしまうと、和牛と名乗る時点で旨さが保証されているんです。一方、国産牛の場合はルールの盲点があるので、安い外国生まれの牛さんを日本で育てても国産牛と名乗れてしまう。美味しい牛も美味しくない牛もまとめて国産牛になっちゃうんです。
そんな国産牛の中で美味しい牛を探すのは大変ですが、肉の目利きであるステーキハウスの匠(たくみ)がシッカリ仕入れるので安くて美味しいスタグルが実現できているわけです。
さらにそのお肉を冷凍せず、肉汁を逃さないのもいいですね。冷凍のお肉って解凍するとドリップが出ますよね?それがないんですよ。旨味の損失ゼロってわけです。
ステーキハウスが厳選した国産牛を片手で食べよう!
今回いただくのは肉パン(700円)。味は味噌ダレ、プルコギ、トマトガーリック、塩ダレの4種類が選べるのが嬉しいですね。今回は甘辛ダレがクセになるプルコギをチョイス!
御覧ください、この肉の量を!薄切り肉をじっくり焼くので余分な脂は取り除かれていますから、肉本来の旨味とコクが味わえます。こういうのがいいんですよ。
で、パンがふかふかなのもいいです。タレと肉汁がしたたって、軽い口当たりのパンに染み込むので肉パン全体が味わい深く、かつ軽い口あたりもキープできてるんですよ。プルコギは味が濃いソースですけどアッサリ食べられました。女性にもおすすめです。
昔なつかしスタジアムで食べる肉カレー
ここまで肉パンばっかりだったわけですが、K’s Kitchen.comさんにはもう一つ紹介したいスタグルがあります。それがこちら、焼肉カレー!
肉パンと同じ上質な国産牛を贅沢にトッピング。昭和の野球場で販売されていたようなややサラサラ系のスパイシーなルーはおじさんサポにどストライクですね。そこに焼肉のコクが加わってほぼ無敵状態です。夏場、食欲がわかなくてもスパイスが胃を活性化してくれますし、冬に食べると体の中から温まる貴重なスタグルです。これから寒くなるのでマストで来てほしいです。
ボリューム 肉パン・焼肉カレー
肉パンはパンが軽い口当たりな上にお肉もしつこくなくさっくりいただけるので、女性におすすめしたいスタグルです。濃い味付けのプルコギ味であの軽さなんで塩ダレなんかはかなりあっさりしてると思います。
もう一方の看板メニュー、焼肉カレーは文句なしの満点です。写真見ていただけるとわかると思うんですが、ご飯の量も結構ありますし、ルーも油断してるとこぼれそうなくらいどんとかけられています。その上にジューシーな焼肉という男子高校生もニッコリの逸品ですね。
肉汁が染み込んだご飯にドバッとルーをかけて食べてみてください。飛びますよ、ホント。
コスパ
厳選された国産牛をこれでもかとぶち込んでいるスタグルが1000円以内で食べられるって、普通の飲食店でもそうないです。
実際にお買い求めになる際は、ぜひ店員さんの盛り付けにも注目してください。いやいや、そんなに盛るんですか!とこちらが心配になるほどお肉がドカドカと投入されていくさまは圧巻の一言。
焼肉カレーのルーの量も最強、もし焼肉だけでご飯食べちゃったとき用にナン(無論、日本ハムが売ってるヤツ)を用意するのもいいかもしれません。一枚のお札でちょっとしたフードファイトができるのはここだけです。
スピード
提供スピードはパトリッキ並に早いです。お肉は薄切りなので火の通りが早く、一気に焼き上がるので香ばしい。そのお肉をパンやご飯にドンと盛り、ソースやカレーをぶっかければ最強スタグルの出来あがりです。
ウイークデーのナイトゲーム、定時退社してちょっと余裕がある、腹が減ってるからスタジアムでガッツリ食べて、試合が始まるまでには戦闘態勢に入りたい。ならばこれ一択です。
まとめ
スタグルで国産牛を提供するのはかなり難しいんです。Jリーグで毎試合提供してるのは岐阜FCの飛騨牛串くらい。それをお腹いっぱい食べられるなんて最高ですよ。あと10年若かったらカレー2杯頼んでウッキウキだったでしょう。
Jリーグが出来た頃のスタグルは正直悲しいクオリティでしたけど、令和はすごいですね。牧落も肉パン全メニュー制覇、頑張ります!
それでは。
店舗情報
店舗名 | K’s Kitchen.com |
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https://www.instagram.com/ks_kitchen._com/ | |
セレッソバルでの販売商品 | ・肉パン(各種ソース込) 700円 ・焼肉カレー 1,000円 ※値段はいずれも税込み |
取材・写真:牧落連