こんばんは、セレサポ.netライターの牧落連(まきおちれん)です。
今回は1月14日にヨドコウ桜スタジアムにておこなわれた「2024セレッソ大阪キックオフデー」の様子を紹介します!
……といってもクラブの財務とか細かな指針とか、そういう部分は公開できないのでご容赦を。
それではいってみましょう!
待ちわびたセレッソの「空気」
キックオフデーは10時開場、公開練習が10時30分からでしたが、X(Twitter)を見ていると朝の7時ぐらいに到着してる人もいて笑ってしまいました。と同時に、なんだか嬉しい気分になりましたよ。
自他ともに認めるガチのサポーターって「そこまでせんでええやろ」と思うくらい突拍子もないことしちゃうんですよね。待ちに待った2024年の始動日、血がたぎったのでしょう。そんな人がたくさんスタジアムにやってくる。彼、彼女たちが作るうるさくて、激しすぎて、心地いいセレッソの“空気”を吸い込むことができる。私はそれほどガチではないと思ってますが、やっぱりワクワクするものです。
9時30分頃に現地につくと、もう見知った人たちがそわそわした様子で開門を待っていました。名前もなんにもしらないけど試合を観に行くと必ずいるサポーターの皆さん、懐かしい顔です。一か月半くらい会わなかっただけなんですけどね。
ゲートをくぐってスタンドに出ると、目の前には整えられたピッチと「For The Top of Dreams」のビッグフラッグ。今年はセレッソ大阪が誕生して30年目となる節目、クラブもサポーターもタイトルを切望しているのです。
今年のチームはどんなやろ?
タイトルは願うだけで掴み獲れるものではありません。2017年、ルヴァンカップと天皇杯を獲得した時は、才能ある選手がユン・ジョンファン監督のもと日の出前から始まる三部練習でみっちり鍛えられてました。戦力が整っていて、且つみんなが機能しないと勝てないし、獲れない。今年のセレッソはその可能性を多分に持っていると考えています。ちょっと贔屓目がありますけど。
まず去、年ほとんど出場できなかった大黒柱、清武弘嗣のカムバックは大きいです。香川真司との共演なんて考えただけでワクワクしますよね。為田大貴もケガ明けで勝負の一年。北野颯太、上門知樹の顔が凛々しくなっていたのも嬉しい。破壊力抜群の3トップ、レオ・セアラ、カピシャーバ、ジョルディ・クルークスがどれだけゴールを奪えるかも注目です。
そんな中で私が推したいのは、川崎フロンターレから完全移籍で加入した登里享平。セレッソ同様タイトルから縁遠かったフロンターレにリーグ優勝4回、天皇杯2回、ルヴァンカップ1回、計7度のタイトルをもたらした「勝ち方」を知っている選手です。彼が加わったことでチームのメンタルが変わってくれればいいですよね。
ピッチに現れた「ノボリ」はずっと笑顔でした。ストレッチでも、ジョグでも、鳥かごでもずっとです。経歴を見て合点がいったんですが、彼は東大阪市出身で子どもの頃はセレッソサポーター。2005年、あと一歩でリーグ優勝を逃した「長居の悲劇」でもヤンマースタジアム長居(当時、長居陸上競技場)にいた、桜色の血が流れた私たちの仲間なんですよ。セレッソの選手としてプレーするんですからそりゃ笑顔にもなりますって。
リーグ優勝をもたらすために来た、という宣言が現実のものになると信じています。
みんながサポになるために、“8%の壁”を越えていけ!
チームはそれなりにまとまってきましたが、セレッソ大阪というクラブ自体も大きくなってほしいですよね。ヨドコウ桜スタジアムを拡張しないとサポーターがおさまりきらない!そんな悩みを持てるくらいみんなに愛されるクラブになってほしい。当然、その方がチームにいい選手を呼べますしね。
セレッソにはその可能性があります。10年前、20年前と比べても新しいファンを獲得できる要素がたくさんあります。
まず、試合に誘いやすい。香川、清武とヨーロッパリーグでプレーした知名度が高い選手が揃っていますし、サムライブルーの常連となった毎熊晟矢もいます。「ちょっと見に行かへん?」と言いやすいです。
スタジアムも悪くない。ヨドコウ桜スタジアムはJR阪和線の鶴ケ丘駅と長居駅、大阪メトロ御堂筋線の西田辺駅、長居駅の徒歩圏内という立地で、そのうえサッカー専用のスタジアム。改修に改修を重ねた結果、メイン、バック、ゴール裏それぞれに特性があって、しっかり応援したい人、のんびり観戦したい人、テレビで観ているように試合を楽しみたい人、どんな人にも満足してもらえるポテンシャルを持つまでになりました。
試合に満足してもらえれば、お次はグッズ。以前は梅田だったり南港だったりとスタジアムとは離れた場所にしかなかったオフィシャルストアも、今はホームゴール裏スタンドの下。試合の前でも、後でも、試合日ではなくてもグッズを手にとって選べるのも大きいです。
あとはグルメ。セレッソバルはどこもクオリティが高くて全店おすすめですし、長居近辺はB級グルメの名店が多いんですよね。
そんな中、唯一の懸念は、“スタジアムの雰囲気”でしょうか。なんでも、ご新規さんが3試合以上リピートする確率は8%だそうです。
Jリーグには「8%の壁」というものがあるそうで、これは初めてスタジアム観戦に訪れた人に占める、3回目までリピートで来てくれる人の割合だそう。92%は何らかの理由で来なくなってしまうのだけど、その理由の第一位はサッカー的なことでも設備的なことでもなく「隣の客の観戦態度が不快」なんだとか。
— #W🇶🇦2023 فوز (@WThames20) January 16, 2024
私たちにとって当たり前と感じる雰囲気でも、観戦経験の少ない人にとってはマイナスなイメージに繋がることがあります。それでリピーターを逃すのはもったいない!裏を返せば、ご新規さんへのちょっとしたひと声、思いやりが「また行きたい」という気持ちを呼び起こす可能性もあるんですよね。
喜び合う仲間が増えることは間違いなくいいことです。選手もクラブも頑張っていますし、サポーターも観客を増やすための行動を意識したいものです。
まとめ
総括すると、新しいシーズンを最高のシーズンにするためにセレッソに関わるみんなで頑張っていきましょうよ!ということです。
気合いを入れて応援して、ガンガングッズを買う。サポーターとして出来ることを今年も続けていきましょう。
それでは!