【セレッソバルを食い尽くせ！vol.04】ザ・グリルふじさんの赤身ステーキプレート

まいどおなじみ、セレサポ.netライターの牧落連（まきおちれん）です。

セレッソ大阪のスタジアムグルメを紹介する連載企画『セレッソバルを食い尽くせ！』。4回目となる今回紹介するのは、偉大なオペラ歌手が愛した味、ザ・グリルふじさんの「赤身ステーキプレート」です。

お肉！と聞くとコッテリしていてヘビーだと思われがちですが、このステーキプレートはサッパリいただける逸品です。本記事ではその秘密も解剖してまいります！

お店紹介

上のMAPは明日のガンバ大阪戦の出店情報です。ザ・グリルふじさんのブースは2つあります。バックスタンド裏のセレッソバルのフードトラックとメインスタンドのコンコース、どちらも品揃えは同じなのでご安心を。

※出店場所や出店の有無は試合によって異なる場合があります。マッチデープログラムやセレッソ大阪公式Twitterの情報をご確認ください。

ステーキに使われるのは赤身肉。脂肪分が少なく、噛めば噛むほど旨味があふれるお肉なんです。また、タンパク質が豊富でビタミンK、ナイアシン、ビタミンB12も含まれています。

これらは貧血の防止や脂質、糖質の代謝に欠かせない栄養素なので貧血気味のサポーターの味方になってくれそうです。ダイエットしている人もこれなら安心して食べられるでしょう。

ステーキの焼き方もぜひ知っていただきたいところです。鉄板で表面をカリッと焼き上げ、牛肉の旨味を閉じ込めると、あとは予熱でミディアムレアに。ステーキは焼き立てがおいしいと思われがちですが、焼いたお肉を休ませたほうが肉汁たっぷりの仕上がりになるそうです。奥深い……。

帝国ホテル生まれのステーキ、その旨味に酔いしれよう！

今回いただくのは赤身ステーキプレート（900円）。これだけ趣向を凝らしたステーキが1,000円以内はありえない価格設定です。実物を見ていても（倍くらい取ってもいいのでは）と思うことしきりです。

ひとくち食べて感じるのは赤身の柔らかさと食感。外はカリッ、中はジューシーなんですよね。その旨味とシャリアピンソースの相性は抜群。さっぱりした甘みや酸味も加わって牛一頭分食べたくなります。

たっぷりとかけられたこのソース、実は日本にしかないんです。昭和11年、帝国ホテルに滞在していたオペラ歌手のフョードル・シャリアピンの「柔らかいステーキが食べたい」というリクエストに応じて作られたステーキは、玉ねぎのみじん切りに漬け込まれた牛肉が用いられたそうです。シャリアピンはこれに満足したらしく、以降玉ねぎを用いたマリネソースを「シャリアピンソース」と呼ぶようになりました。

玉ねぎに含まれる酵素はお肉を柔らかくする効果があり、ソースとして調理、加熱すると旨味や甘みが引き出されます。赤身肉特有の旨味との相性もバッチリで、このソースはステーキのクオリティをもう一段高めてくれる最高の相棒となっています。

ボリューム　

赤身ステーキプレート単体だと星3つです。しかし、実は「赤身ビーフステーキ丼」というステーキとシャリアピンソースの旨味を白米が受け止める反則級のメニューがあり、こちらはもう文句なしの満点です！お腹の空き具合で色々な選択肢が生まれるのは嬉しいですね。

極粗挽きグリルソーセージもおすすめですよ！ビールとの相性は最高です。

コスパ　

血のしたたるステーキプレートを900円で味わえるのはコスパがいいと言わざるを得ないですね。赤身ビーフステーキ丼でさえ1,000円ですから、空腹なら赤身ビーフステーキ丼の上に他のセレッソバルの食べ物も盛って「俺だけの最強のスタグル」を作ってもお財布に優しそうです。筆者も今度やってみますね！

スピード　

提供スピードは早めです。お肉を休ませるという工程があるのである程度焼いておき、注文のたびに火を入れて温めるスタイルが確立されているのだと思います。

目の前でお肉が焼ける音を聞きながら、「はー、俺もうすぐステーキを食べるんだ」という喜びを噛みしめるのもなかなかいいですよ。

まとめ

このクオリティのステーキを試合前に1,000円を切るお値段でいただけるのは何故か？経済学を学びたいくらい不思議です。安いし、おいしいし、店員さんも綺麗だし、欠点がまるでないんですよね。

ゴール裏で90分応援し続けるサポーターの活力にもなるおすすめのこのステーキ、ヨドコウで不甲斐ない試合を続けるセレッソの選手にも食べてもら……

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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
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おや、こんな夜更けに宅配便が来るとは、何か注文したっけな？

それではまた次回、（生きていたら）お会いしましょう！

店舗情報

取材・写真：牧落連