【アクセス満点】期間限定セレッソ大阪グッズショップ「アベセレ」に行ってみた

天王寺は昔からちょっとさえない繁華街だった。あべのハルカスが建っても、テレビドラマ『MIU404』のラスボス、菅田将暉演じる久住のほら話に出てきても、その地位が揺らがないどこかのんびりした空気がある。（いつか「天王寺高校も阿倍野高校も住吉高校も阿倍野区にある問題」も取り上げたい。）

そんな天王寺だがセレッソサポーターに限定すると認知度は爆上がりする。我らがホーム、ヨドコウ桜スタジアムに向かうルートはJR阪和線、大阪メトロ御堂筋線、近鉄南大阪線の3つ、そのどれもが天王寺を起点としているのだ。

そんな天王寺のファッションビル「あべのHoop」に12月12日までの期間限定のポップアップショップ「ABE CERE（アベセレ）」がオープンしているというので足を運んでみた。今回はその模様をレポートする。

アクセスは満点！

あべのHoopは近鉄阿倍野橋駅の西口改札を出てすぐの場所にある。天王寺駅からも徒歩5分ほどの好立地で、阪堺線の天王寺駅前駅からでも徒歩3分、つけ麺界の大御所「三田製麺所阿倍野店」からでも徒歩1分。特徴的な外観だから見失うこともないはず。

様々なショップが入った天王寺らしくない雰囲気のあべのHOOP、そんな期待値爆上がりの場所にできた「アベセレ」の写真をそれではご覧いただこう！

……正直言って想像より小さい。

このアベセレの狭さの答えは、同じビルの5階に隠されている。

そう、サッカーグッズを豊富に取り揃える「サッカーショップKAMOあべのHoop店」がすぐ近くにあるのだ。定番アイテムだけならKAMO、ここでしか手に入らないレアアイテムはアベセレと住み分けをしているというわけだ。

気になる品揃えは？

気を取り直して商品を見ていこう。

アベセレにはマスク、車に貼るステッカー、日ごろ身につけられるアイテムなどが結構な品揃えで並んでいる。価格帯もお財布に優しい。

天王寺近辺は中学、高校が多い文京地区、夕方ともなると多数の学生が行き交っているのだからこのチョイスは間違いではない。

また、期間限定とはいえ12月までオープンしているので夏、秋、冬と、季節に合わせたアイテムを手に取れるのも嬉しいところ。取材した日にはハンディファンや保温ボトルが所せましと並べられていた。

隣接するあべのキューズモールでは奥様やお嬢様のお買い物に付き合わされ……同伴されているお父さんを散見するが、傷んだイワシみたいな目でスマホをいじってるよりアベセレでグッズを買うほうがいくらか幸せだと思う。

店内にはユニパッチン（ユニフォーム型キーホルダー）の自動販売機も。

試合日以外でセレッソのガチャガチャを回せる場所はここしかない。ここなら財布がすっからかんになるまで、人が並んでいることを気にすることなくガチャを回せるのだ。

また、アパレル関係のアイテムを手に取れるのもオンラインショップにはない長所だろう。スマホやタブレットではよくわからない色味や質感をチェックしてから購入できるのはありがたい。

まとめ

狭いスペースを有効活用し「これくらいの値段なら買いかな？」というアイテムをギュッと詰め込んだアベセレ。

放課後、家路につく学生や中年セレッソサポーター、そしてお休みが平日のサポーターや生観戦にはたまにしか行かないというライト層にとってもありがたい存在だ。まだ訪れたことがないという人は一度立ち寄ってみてはいかがだろうか。

写真・文：牧落連
※本記事の内容は8月上旬時点の情報をまとめたものです。販売商品等は変更になっている場合がありますので予めご了承ください。