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【コラム】酷暑に負けるな!セレサポの夏の熱中症対策

こんばんは、セレサポ.netライターの牧落連(まきおちれん)です。

夏真っ盛り。日本各地では連日、最高気温35℃を超える猛暑日が続いており、「熱中症警戒アラート」が発表されています。8月2日には、大阪市内でも38℃を超える危険な暑さが記録されました。

セレッソサポーターの中にはスタジアムで現地観戦される方も多いでしょう。ゴール裏で90分間飛び跳ね、手を叩き、声を枯らして応援する人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?非現実的な暑さの中で非日常的な応援を続けていれば、体力はみるみる削れていきます。

昨年の横浜Fマリノス戦でも、キム・ジンヒョン選手がゴール裏で倒れたサポーターを見つけ、両軍のチームドクターが救助に駆けつけるという出来事がありましたが、今年の酷暑を考えると8月のホーム3試合もかなりタフな環境になりそうです。

そこで今回は、酷暑を乗り切るために欠かせないスポーツドリンクや日焼け止めアイテムの選び方、そして、ヨドコウ桜スタジアムのスタンドごとの熱中症対策をご紹介したいと思います。

対策① 場面に応じたスポーツドリンクで疲れにくい体づくりを

暑い日の水分補給といえばスポーツドリンクですよね。ポカリやアクエリなどのお馴染みの飲料のほか、より強力に脱水症状を改善させる経口補水液も登場しましたね。

体調管理に効果的なスポーツドリンクですが、飲むタイミングやドリンクの使い分けで、より効率的に足りないものを補給することができます。ざっくり言うと、試合前は「アイソトニック飲料」、試合中や試合後は「ハイポトニック飲料」が効果的です。

アイソトニック飲料(一例)

  • ポカリスエット
  • アクエリアス
  • グリーン ダ・カ・ラ
  • ボディメンテ
  • ビタミンウォーター

ハイポトニック飲料(一例)

  • アクエリアス ゼロ
  • アミノバリュー
  • アミノバイタル
  • イオンウォーター
  • スーパーH2O

なんだか難しい単語が出てきましたが、「アイソトニック飲料」は糖度が高く、水分と同時にエネルギー補給もできるドリンク、「ハイポトニック飲料」は糖度が低く、素早い水分補給に秀でたドリンクだと思ってください。どちらも水よりも早く身体に浸透し、熱中症を予防してくれる大切なアイテムです。

ただし、飲めば飲むほどいいというものではありません。アイソトニック飲料は糖質が豊富なためがぶ飲みすると血糖値が上がりやすくなります。ハイポトニック飲料も飲みすぎてしまうとナトリウム不足になって足がつるリスクが上がると言われています。給水タイム中の選手たちのように少しずつ飲んでいくのがおすすめです。

「経口補水液」は体調が崩れてしまったときの最後の砦。脱水症状を起こしてしまったあとに水分補給、体力回復に用いられるものですので今回は割愛します。スタジアムで身体が辛くなったら無理をせず、スタッフに助けを求めましょう。

対策② 暑さだけでなく日焼け対策も!アイテム選びのポイントは?

暑さ対策グッズ、最近は便利なアイテムが増えてきましたが、一つだけ注意が必要なアイテムがあります。それが「ハンディファン」。ハンディファンはご存知の通り風を生み出し涼しさを感じさせるアイテムですが、高温になると熱風を体に当ててしまうことになるので逆に熱中症リスクが増してしまうのだとか。

最高気温が体温に近くなるほどハンディファンの効果がなくなってしまうので、35℃を超えるような昼間の屋外では使用を避けたほうがいいでしょう。気温が下がるキックオフ頃には体温を下げてくれるのでご安心を。

サクラナイトならハンディファンも大活躍

また、暑さ対策にプラスして「日焼け対策」にも力を入れたいところです。「別に焼けても構わへんし」と思っている男性の方もいらっしゃると思いますが、紫外線を浴び続けると肌へのダメージが蓄積され、肌トラブルが増えたり、老化が進行したり、皮膚がんのリスクが高まることも……。

日焼け止めを買おうとドラッグストアに入るといろんな種類があって迷いますが、顔や身体には「ジェルタイプ」または「ミルクタイプ」、髪や頭皮、手の届きにくい背中などには「スプレータイプ」がおすすめです。

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ニベアメン UVプロテクトジェル(40g)
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「SPF」や「PA」なんて専門用語も選ぶ際のポイントになります。長時間強い紫外線にさらされる環境下では、国内最高値(2025年時点)の​​SPF50+・PA++++の物を選んでおけばまず間違いないでしょう。また、激しい応援をする人は、汗に強い「ウォータープルーフ」の日焼け止めがおすすめ。ケチらずたっぷり、満遍なく塗ることで効果が発揮されます。

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お子さまや敏感肌の方には肌が荒れにくく、刺激の少ない物もあります。忙しいときはネット通販でも購入できるので便利です。

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対策③ ヨドコウ桜スタジアムの暑さ対策、スタンドごとでコレだけ違う!

さて、ここからはセレサポならではの、ヨドコウ桜スタジアムに特化した暑さ対策を紹介していきますね。

ご存知の通り、ヨドコウは北にホームゴール裏、西にメインスタンド、東にバックスタンド、そして南にビジターゴール裏があり、スタンドの仕様もそれぞれ違います。それぞれ過酷度が違うので、スタンドごとに星つきで過酷さと対策を紹介していきます。


↑画面左上から時計回りにメイン、ホームゴール裏、バック、アウェイゴール裏スタンド

メインスタンド(過酷度:下層★★★☆☆ 上層★★☆☆☆)

メインスタンドは大屋根がついていて日陰が多く、日没近くになると直射日光が当たりません。あまりに日差しが強いときやゲリラ豪雨でも退避できるコンコースが上層、下層それぞれ設けられているのもありがたいですね。全席が指定席なので試合開始ギリギリに行っても席が確保されている安心感もあります。ほとんどの方が日焼け止めとスポーツドリンクで乗り切れるのではないでしょうか。

上層階はスタンドと屋根の間に開口部があるため、風が吹き抜けるという恩恵がありますので星2つとしました。

バックスタンド(過酷度:下層★★★★☆ 上層★★★★☆)

バックスタンドはかなり過酷です。スタジアム東側にそびえ立つ一層式のスタンドは最上段の一部にしか屋根がなく、夕刻にはスタンドのほぼ全ての席に西日が直撃します。また座席の色が黒で統一されているため夏場は熱を溜め込みやすいのがマイナスポイントです。

メインスタンド(6,610席)以上の収容人数を誇るバックスタンド(10,917席)ですが、一層式のためコンコースが中段にしかなく、高温多湿なとき、ゲリラ豪雨のときに退避できるスペースが少ないのも厳しいですね。

とにかく西日に長時間当たるため、日焼け止めはしっかりと効果があるものを使いましょう。試合だけ楽しみたいのであれば、指定席の強みを活かして試合開始ギリギリに入場するもありです。

ホームゴール裏(過酷度:下層★★★★☆ 上層★★★★☆)

ホームゴール裏はスタンド最前列まで屋根が伸びており、一部の座席以外は直射日光や雨の心配がないのがセールスポイントです。

一方、激しい応援をする方々がほとんどなのでスポーツドリンクによる水分補給は必須。暑さ対策や日焼け対策も大事ですが、まずは水分補給を第一に考えましょう。

また、下層、特にゴール裏中心部は熱く応援するサポーターが多いエリアですが、この夏の3試合は試験的に指定席化されるため、何も知らないまま迷い込むビギナーサポーターが出てくることも予想されます。ストレスが溜まるところですが、コアサポーターには大人の対応を期待したいです。イライラしたまま応援し続けて体調を崩すなんてことは避けたいですからね。

上層は上層でスタンドの構造上の問題があります。ホームゴール裏スタンドの背後には医療施設や児童養護施設が点在するため、騒音対策としてピッチ側以外の三方を壁で仕切られており空気が淀みます。試合開始前後は気温が30℃前後ですからハンディファンが活躍してくれそうです。

アウェイゴール裏(過酷度:★★★★★)

一番過酷なのはアウェイゴール裏で間違いないでしょう。スタンドは屋根なし、コンコースも屋根なし、スタジアム入場直後からカリカリに焼けたコンクリートとアツアツのプラスチック製の座席がお出迎えする最悪のシチュエーションです。

おまけに自由席なのでスタジアムに入るまで炎天下で長時間並び続けないといけないので、他の席種から頭一つ抜けたタフなスタンドだと言えるでしょう。

アウェイゴール裏はコンコースまで屋根なし、メインスタンドは前方まで大屋根が伸びる

アウェイサポーターにはできる限りの暑さ対策をして参戦いただきたいところです。相手がいなければサッカーは成立しません、お互い元気で仲良くケンカしたいですからね。

まとめ

もともと筆者は、暑さ対策や紫外線対策にあまり興味がありませんでした。日焼け止めも塗らずに夏の真っ昼間に試合観戦したり、とにかく無茶苦茶だったんですよね。

「夏の日中に試合なんてあるの?」「普通はナイトゲームでしょ?」って驚かれるでしょうけど、女子サッカーや少年サッカーでは8月に14時キックオフとかざらにあるんです。

実はそこで、選手がぶっ倒れたところを見ちゃったんですよね。

どれだけ鍛えられたアスリートでも倒れる。日本の夏はヤバいなって感じたのがこの記事を書いたきっかけです。

試合自体は19時キックオフでも、コアなサポーターはその何時間も前からスタジアム周辺で入場を待っています。大事なときに体調を崩すようなことがあったら、せっかくの楽しい現地観戦が台無しです。セレッソファミリーがそんなことにならず、誰ひとり欠けることなくこの夏を乗り切ることを願っています。

 

写真・文:牧落連

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