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【2025シーズンマッチレポート】第1節ガンバ大阪戦 「5ゴール快勝の衝撃」

おはよう、こんにちは、こんばんは、セレサポ.netライターの牧落連(まきおちれん)です。

ついに開幕した2025年のJ1リーグ。開幕戦はいきなりのダービー、いきなりの金曜開催となりました。34,860人のサポーターが作り出した日本一のダービーにふさわしい空気感と、2-5というスコアを生み出したパパスセレッソの衝撃をお伝えします!

試合前からバッチバチ!これぞダービーの空気感

アウェイのダービーって緊張するんですよね。どんなアウェイゲームでも乗り込むときにはそれなりにドキドキしますけど、パナソニックスタジアムは別格です。

大阪市内から地下鉄を乗り継ぎ、千里中央からモノレールに飛び乗り、太陽の塔が見えてきた頃には周囲は青黒のユニフォームだらけ。コアなサポーターだけではなく、ご年輩の方や家族連れまで何かしらのグッズを身に着けてスタジアムまで足早に歩いている。

今回のダービー、ダイナミックプライシングの影響で一番安い席でも一般販売が開始された時点で5,100円、最高15,000円というとんでもない価格になりました。それでも観たいという熱心な人間が3万人以上いて、全員が一箇所に集まります。

鶴心さん、15周年おめでとうございます

彼らはみんなホームチームの勝利を熱望しているわけで、私たちはいわば敵役です。鶴心さんのからあげを食べながら開場を待っている時も、ゲートまでの長い階段を登っている時も、どこかから「倒すべき相手」として視線を向けられているような居心地の悪さを感じます。

両チームのバスがスタジアム入りし、試合開始1時間前ともなると両チームゴール裏はギッシリ。金曜の夜6時だというのにもう爆音のチャント合戦が始まっています。セレサポも上層スタンドに追いやられてはいますけど、その分、屋根が近くて音がよく反響します。空から降ってくるような「セレッソ大阪」コールを聞いて、ようやく心が落ち着いてきました。

情報戦を制し、奇襲攻撃に成功したパパスセレッソ

さて、肝心の試合ですが、2-5という歴史的なスコアになりました。正直こんな大差がつくとは思っていませんでしたね。3年間同じ監督の指導のもとで練り上げられたチームに春季キャンプでトレーニングしただけのセレッソがどれだけ善戦できるんだろうとさえ考えていました。

今年のセレッソは下馬評もそれほどいいものではありませんでした。チームの総得点のほぼ半分を決めていたエースストライカーが抜けたとあればそれも仕方のないことです。けれど、注目もされず情報が少なかったという状態が、逆にパパスセレッソの特徴をこの試合まで隠し通せた要因となりました。

北野選手の1点目

戦術に関しては完全に門外漢なので、MILKサッカーアカデミーさんの動画を紹介します。わかりやすくておすすめです。

個人的にはサイドの選手がずっとサイドを上下動するだけではなくて、中に入っていく選択肢を常に意識しているのが印象的でした。

この試合両サイドバックだった奥田選手、舩木選手はスピードのあるタイプではないですが、展開力は並のサイドバック以上のものがあります。なので、中に入ってからのプレーの選択肢も豊富で効いてくる。北野選手や香川選手も彼らのために外に開いてスペース作ったり、逆に相手が釣り出されて生まれたスペースに入っていったりとキチンと連動してる。阪田選手もしっかり決定機を作っていましたしキレキレでした。

北野選手は舞台が大きいほど燃えるタイプで頼りになりますね。前半立ち上がりと後半立ち上がり、決めたタイミングも良かったですし、目標の2桁得点2桁アシストをクリアして新時代のミスターセレッソになってほしい。ゴール決めたあとの目がギンギンになってるのが好きなんですよね。

DAZNで解説者初挑戦となった柿谷曜一朗さんが、このチームの強さを信じていた様子だったのがまたよかったです。舩木選手がインナーラップしてきた際は「キャンプで何度も練習してきた形」と力強く発言してましたし、ダメ押しのダメ押しになった中島選手に対しては「パス出すな」と完全にOB目線になっていました。ゴールが決まったあとの「そうやなぁ、お前は」という言葉も愛情たっぷりで、もう全試合解説してほしいんですがどうでしょうか?DAZNさん。

今回は特徴のあるチームを短期間で作り上げたパパス監督の勝利だと言えますね。ただ、相手も試合中に対策立ててきてたので流れが悪い時間帯がありましたし、今後も相手がセレッソ対策をしっかり立ててきたときのプランB、プランCがあるのかどうかがシーズンを乗り来る課題になるでしょうね。

ダービー後日談、SNSはなんのためにあるのか

最近は試合後も色々なメディアで取り上げてくれるので、勝ったときはそれを片っ端から見られるのもいいですね。私のおすすめはズバリ、相手チームのYouTubeチャンネル巡りです。

別に悔しがってる顔を見たいわけではなくて、相手から見てセレッソがどうだったのか、どんなプレーが怖かったのか、どんな選手が効いていたのかを敵側の視点から知りたいんです。

新加入の畠中選手は高評価でした

一方で、絶対に見ないようにしているのが相手クラブの公式アカウントや選手のアカウントです。昨シーズンのセレッソ公式アカウントにどんなリプライがついていたか、選手の投稿にどれだけ心無い言葉が投げかけられたかはセレッソサポーターなら記憶に残っているでしょう。

SNSは情報を集めるのに便利だったり、友達が見つかって楽しかったり、使い方さえ間違えなければいいツールです。わざわざクラブや選手に罵声を浴びせる様子なんて見たくないですよね。

まとめ

文字通り歴史的な大勝に終わった開幕ダービー。最高のスタートが切れたのは間違いないです。けれど、リーグ戦は始まったばかり。まだ37試合も残ってます。浮かれず騒がず、一試合一試合しっかりと戦っていきましょう。それでは。

 

写真・文:牧落連

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